前書きの続き(夢魔編を書く上で、変更した部分は…)

  ・アメリアが父親の言葉を聞いてしまうシーンを、回想ではなくリアルタイムで
  描いた。
  ・アメリアが旅をしている理由を、使者として派遣されたのではなく、お忍びの
  旅とした。
  ・アメリアのおかげでゼルが盗賊とやりあうの一回だけにしたため、彼が切れる
  理由として、助けた旅人から化け物呼ばわりされる、という流れにした。
  ・雨を避けるために入った狩猟小屋で、ゼルとアメリアに会話をさせた。

  ・蟲の影響で夢を見たのはアメリアだけではなく、ゼルも夢を見た、ということ
  にした。この夢の内容は、トップページにあるくるめさんの『ゼルの物語』その
  1〜4から得たインスピレーションです。…私自身の思い描くレゾとゼルの関係
  は少し違うのですが、あくまでくるめさんの構想を元に書くために、くるめさん
  が披露してくれたイメージを中心にしています。

  ・アメリアの魔力が復活した後、ゼルが自分からアメリアと手をつなぐ、という
  シーンを設けた。これまではアニメでも、こういうのどかな光景でゼルの方から
  アメリアに近づく展開はなかった、と思います。

  こんなところでしょうか。くるめさんご本人によれば、一番嬉しかった変化は、
  「最後のゼルの言葉が”アメリアが…男でなくてよかった”から”…女でよかっ
  た”に変化している点」だそうです。これは多分、セリフそのものが変わったこ
  とではなく、ゼルが自然にそういう言葉を口にできる物語になっていた、という
  意味だと思うので、非常に光栄です。
                ( キューピー/DIANA )

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