g) <妄想レポートその7のための冗談書き…>
レゾは、ゼルを愛していた ?
もしもゼルが少年のままで死んでいたら、悲しみのあまりその肉も骨も食べてしまっていたくらいに
「 …私は『青頭巾』ではありません」
(あれも坊さんの話でしたよね )
レゾは、ゼルを愛していた ?
養い児(こ)を自分好みに育てあげ、年ごろになるかならぬかのうちに手折り、無理矢理自分のものにした、
どこかの貴族様みたいに
「 …私は源氏の君ですか?」 (ゼルは 紫の上…)
(優雅な物腰と育ちのよさ、自分の行為を省みない点は共通してると思いますけど
)
レゾは、ゼルを憎んでいた ?
自分の属性だったはずの若さと美しさを手にして生まれてきた娘を、鏡の魔性にそそのかされて
殺してしまった母親のように
「 …私をままハハだと?」 (だからあのファイル名は白雪ゼルなんです)
(継母じゃなくて、魔女母ですって。)