F(フロイト)式 です
  往年の名作少女マンガに大島弓子の「 F(フロイト)式 蘭丸」というのがありまして、
 そのもじりです。お話は全然違いますが、フロイト(精神分析)を援用してる点は一緒で 
 す。F式アメリアは、 <<夢>> と <<親殺し>> というキーワードを使った、あからさま
 で、恥ずかしくなるくらい「フロイト」応用です。

   …私の思考は下のように流れてアメリアの話に行きつきました…

  1 レゾがゼルに魔法をかけた本当の理由は? FANCLB/20/14464
                ↓
  2    どうして術者が死んだのに、魔法が解けないのか?
      子どもを<支配>していた親が死んだからといって、子どもが
       自由になれない理由と同じではなかろうか?彼自身の中に
         魔法(呪い)をつなぎとめているものがあるはず
                ↓
  3 これは「世界中を探しても見つからなかった青い鳥( 魔法を解くカギ )は
      なんとお家の中にいました」という物語のお約束からいっても  
           あっているかも…
                ↓
  4 どうやって解く? 最初に巫女(カウンセラー兼トリックスター)のアメリアが 
             次に恋人(他人) としてのアメリアが必要 
         (と、ここまで演繹法で考えてきたが、次は帰納法)     
                ↓ 
  5    だめだあぁっ!アメリアでは役不足だっつうの!! 
               なぜ?  
                ↓     
  6    セイル―ンに戻るたび、「父の娘」に 変換されてしまうような   
        「子ども」のために、ゼルが自分を捨てられるか?無理だな
                ↓         
  7   じゃあ、アメリアに「父の娘」を卒業してもらおう
                ↓
  8   どうやって? 彼女のクリアすべき課題は?
         その1 父親との一体感から抜け出てくること
         その2 いかに「父の娘」であっても自分は「父さん」にはなれないこと(笑)
              自分が女であることを受け入れること
         その3「 女であること」とは「父」よりも自分の「男」(露骨?)を選び、
              守りたいと思うことと、時には「守られる存在」ともなり得る自分を
              認めること
                ↓
  9  具体的には?… <<父殺し>>(精神的な)を やってもらおう

            とまあ、こんな感じです。( 冗談だってば !)

 <親殺し>(精神的な!)は、ありふれた精神分析の言葉で、親の庇護と支配から
 抜け出て自分を築くために必要な通過儀礼です。(誰だって大なり小なりやっている
 と、思う…?)        

 妄想は尽きないけどファンタジーの知識が足りないし、なにより自分には「お話」が
作れないことがF式を書いてよくわかった…ゼルの解呪は夢のまた夢です。しくしく

   最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
 
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 Q アメリアは<親殺し>のあと、なんでぐっすり眠れたんでしょうか?
 Q 魔法が使えなくなった精神的な意味は?
 Q 「父の娘」とは?